「認知心理学からのアプローチ」セミナー参加

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先日、「認知心理学からのアプローチ」というUIデザインに関するセミナーに参加した。
心理学の方向から、ユーザーがいかに印象を抱き行動を起こしているか考察するアプローチはデザインにとって非常に重要である。
とても楽しみに期待したセミナーだった。
ざっくりとメモ。

UIデザイン
認知心理学からのアプローチ

認知心理学とは
情報処理の観点から生体の認知活動を研究する学問

人間工学とは
使いやすさ、人の感情への影響

・見る
どうみているのか
見たままをそのまま見ていない
保有する情報により異なる認識
経験と予測に基づいている

・読む
どう読んでいるのか
読むことと理解することは違う
紙面とコンピューターの違い
文字の大きさ、フォントも重要

・考える
考えやすさ
情報は少なく→段階的表示
心的処理の負荷
認知(考える)>視覚>運動

フィッツの法則

・理解する

メンタルモデル
世の中の人やものごとに関する前提

概念モデル
物事、考え、対象、現象など、仕組みの本質を抽出して単純化した構造図

・アフォーダンスの例
・フラットデザインにおけるシグニファイアの変化
・ヒューマンエラーの示すもの
・同じUiに対してユーザーの評価が分かれる理由

シグニファイア参考

【事例紹介から】
今何を聞かれているのかフィードバックさせる ステップ的なUIなど

認証心理学という考え方自体、ぼんやりしてるので調べてみた。

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wikipedia
“認知心理学(にんちしんりがく、英: cognitive psychology)は、情報処理の観点から生体の認知活動を研究する学問である。 20世紀前半のゲシュタルト心理学やバートレット、ピアジェ、ヴィゴツキーらの認知論的研究の流れを汲む分野であり、同時にハル、トールマンらの新行動主義心理学の発展形と見ることもできる。”
“認知心理学では、知覚や記憶、理解、学習、問題解決、推論など人間の認知機能を研究対象とし、人間もコンピュータと同様に情報を処理するシステムであるとする考え方をとる。”

kotobank
“1960年代以降に台頭した心理学の一分野。知覚,記憶,理解など対象を認識する作用,および学習によって得られた知識に基づく行動のコントロールを含めた認知の過程,すなわち生体の情報処理過程を明らかにしようとする学問。”
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1960年から既に研究されている学問とは驚いた。
最近になってWebメディアにHCDが台頭しているにも、主要メディアがプロダクトからより身近なデバイスに移り変わったからかもしれない。
情報処理すべき対象は格段と増加しているのに、人間の処理能力は(多少なれど)上がっているとしてもさほど大きな差はないはず。
であればより自分にとって必要か、必要でないかをまず判断し、その後に情報として処理すべきものと受け入れているように思う。

デザインでもそのボタンが「押せる」かどうかユーザーが無意識に判断できるかが鍵になる。
“認知(考える)>視覚>運動”の流れで、どうしても視覚の部分に注力してしまいがちだけど、
その手前、認知の段階で心地よく無駄なくアクションできればどんなに素敵か。
相手のストレスを限りなくゼロにする、そんな究極なデザインができればきっと認知心理学の賞でもとれるような気がする。

セミナー自体貴重な内容で、改めて自分がつくり得るプロダクトが人に対してどんな影響を与えているのか再確認できる時間だった。
それともうひとつ、別の発見もあったのでこちらもメモ。

それはセミナーそのものの運営について。
重要な内容だったのだが、残念なことにその運営方法で頭に入ってこないシーンが多々あった。

・スクリーンは観客が座る位置を考慮して設置する(既存のスクリーンとはいえ低すぎてスライドが見えない)
・あまりにオープンな場所はセミナーに向かない(セッション中も会場となった会社スタッフが常時移動していた)
・司会とセッション登壇者は分ける(司会とセッション登壇者が同じでセミナーのリズムが悪く今何をしているのかわからない)
・スライドは登壇者自ら操作する(運営スタッフがスライド操作していたけど常に登壇者とやりとりして屢々話がとんだ)
・マイクが入っているか、部屋の温度はどうか意識する(マイクが入っていないのを運営スタッフは気づかないのか。。)
・事例はスライドに紹介するかサイトを見せる(事例の話がよく出てきたがスライドやサイト紹介がなく想像できなかった)

いろんな意味で勉強になったセミナーだった。