コニカミノルタソーシャルデザインアカデミーに参加

socialdesign_minolta

コニカミノルタ主催のソーシャルデザインアカデミーに参加してきました。
「社会をよりよくするためのしくみ」ソーシャルデザインをテーマに広く作品を募集している「SOCIAL DESIGN AWARD 2016」の一環としての公開講座でした。
講師はコミュニティデザイン事務所studio-L山崎亮さん
とてもハツラツとして常に笑顔。声が大きい感じも抱いていた印象にとても近い方でした。
たくさんあるプロジェクトの中からいくつか紹介されながら、ソーシャルデザインの源流から現代に至るまでの必要なことを明確に、はっきりと述べらえていました。

——————————————————–

自分たちの力で自分たちのことを動かす

参加型デザインとしての概念 ソーシャルデザイン

  • インクルシブデザイン
  • サステナブルデザイン
  • エコロジカルデザイン

ソーシャルデザインの反対は? コマーシャルデザイン

日本は幸せ指数が1950年からずっと横ばい
社会を解決するためのデザイン
人々の心が響いて共感することが大切

1960s
市民参加1.0 反発期 乱開発、公害問題、消費者運動

1980s
市民参加2.0 要望期 行政の予算執行、環境問題、オンブズマン

2000s
市民参加3.0 活動期 官民連携(PPP)、地域予算制度、オープンデータ

楽しさなくして参加なし
正しいと楽しい 右脳と左脳 理性と感情

プロジェクト事例

小豆島 瀬戸内国際芸術祭の話〜醤油のかべプロジェクト〜

3年期間でプロジェクトを進める
その間でやることを決めて地域の人だけでできる雰囲気ができたらフェードアウトする
大人の部活 部活DO

複数出てきた質問を一気に全て聞いて、メモる
そのメモに対してひとつずつ答えていく
自腹きって趣味として楽しむこともある あえて儲けない
キーパーソンが重要
形成期→混乱期→秩序期→機能期 →?解散期もあり
コアの人は誰かが見えてくる

行政と住民でやりたいことやってもらいたいことが違う 行政はコーディネーター

私たちがやりたいこと
地域が求めていること
私たちができること

発注費の55%が実質予算
株主は山崎さんだけ
スタッフはみな個人事業主で、事業予算から自分の年収と経費をすべてだす

ヒアリングは地域の人脈図を見るため

——————————————————–

Studio-Lの社員は山崎さんだけ。あとのスタッフは皆個人事業主とのこと!
収入はプロジェクトごとに配分される事業予算から年収と経費を算出するらしい。
すごい仕組みだ。
これには役職とか関係なく、全てのプランニングを行う制作の視点と、経営としての視点を持つ必要がある。
現状は色々とあるだろうけど(プロジェクトの予算が全てだから)甘えられないし自分の結果がそのまま反映されるのはエキサイティング。

またソーシャルデザインとして、組織を形成するきっかけとつくること、それを決まった期間(3年間)として見据えつつ、全体を俯瞰しながらキーパーソンを見つける。つかず離れずの関係性で自立性を促している印象でした。
瀬戸内芸術祭の話のように、島民が何かやりたくなって勝手にアート作品を家の前に飾る運動が起こった、なんてまさにそう。
人間関係そのものと対峙しているので、本当に骨の折れる仕事かと思うけれど、育て成長していく姿を見ることはとても幸せな気持ちになると感じました。