三倉岳(701.8m)

朝から大雨。今日は山登りと決めていたのにどうしようもない降りっぷり。
諦めて仕事を午前中に集中してやってた。
それでも天気が気になってウェザーニュースやらyahoo!天気とかでレーダー見てたら、午後から雲が晴れていく予報。
昨日に用意したザックなどの登山グッズが何かを訴えているのを感じた(笑)
もういてもたってもおれず飛び出す(嫁ちゃんゴメンなさい)。

12:40
自宅から1時間20分くらいのドライブ。西に進むにつれ雲が晴れ、日差しすら指してきた。
途中、コンビニでおにぎりとウィダー、頂上で食べようとカップラーメンを購入。
飲み物はボトルに800mlの水とコンビニで買った350mlのジューズ、それに事前に凍らせていたスポーツドリンク350ml。
往復で3時間の登山なので十分かと思った。実際にちょうど良かったが下山時には空。
山小屋で即アセロラジュースを買ったけど。
タオル3枚、Tシャツ2枚、長袖Tシャツ1枚、カッパ上だけ、シート、ガスストーブ、電池ランプ、一眼フィルムカメラ、サンダル、下着に靴下。こんなものかな。

14:00
三倉岳休息所に到着。天気は雨っぽい曇り。
ここはすぐ下でキャンプが出来る。それに巨大なクライミング用人口岩が建っていた。
よく田舎にいくと妙にでかい仏像とかそんなスケール。人一人いなかったけど面白そう。
さすがにこの天気、誰もいない。
午後のニュースでは奈良の登山部学生が山で遭難した的なニュースをしていたくらいなので。
山小屋で入山手続きをしたけど中の女性の方は客が来て少し驚いていた。
「三倉は初めて?今日は誰も登ってないですよ。昨日からの雨もすごかったので気をつけてくださいね。」
と声をかけていただき、一抹の不安を覚えつつ、ここまで来たので逆にやる気になる。
ここの駐車場は5時までらしいので、3時間コースギリギリだったので下のキャンプ用の駐車場に車を移動して出発。

確かに雨でぬかるみもある。岩場も多い。靴も最初はなじまずよく地面を滑った。
徐々に角度が上がってきて、一気に視界が狭く、暗くなる。ほぼ無風。
それでも雨に濡れた新緑と霧がかった空気が幻想的で気持ちよかった。
少し息があがってきたくらに5合目到着。ここに最初の休憩所がある。
電波があったのでiPhoneで撮影し投稿。
ここからは駐車場が見え、広く山々が見渡せた。ネットなどで見たところ、ここと同じような視界を頂上で拝めるそう。楽しみ。
すぐにTシャツが汗だくで重い。タオルも搾れるほど。
7合目で長袖を脱ぐ。
この辺りくらいから岩肌が姿を見せ、岩の頂上は霧で霞む。それぐらいでかい。
その岩にはハーケンらしきものが刺さっており、ロッククライミングのメッカさを感じた。
自分が室内でやってるボルタリングとは質も環境も違いすぎる。正直怖かった。でも一度はやってみたい。



14:45
うねうねと登ること45分。ようやく中岳と朝日岳の稜線に来た。もう汗だく。なにより湿度がスゴい。
再度Tシャツを着替えてウィダーとスポーツドリンクを飲む。ここまで来るとさすがに明るい。遠くで鳥も鳴いている。
ただ視界は悪くまだうっそうとした感じ。
ここまで誰ひとりと登山者に会ってない。静かなのもいいけどさすがに寂しいなぁ。
ちょっと体力と時間が気になったので、朝日岳はあきらめ、中岳に向かう。
ここからが壮絶だった。鎖をつかったくさり場。根が大岩に絡むように伸び、その中心を鎖が垂れている。
ネットで見た印象より大分ハード。この辺りから少し雨も降りはじめ、鎖を持つ手も滑る。もちろん靴も。
このまま鎖を持つ手を話すと大ケガですまないなぁと頭のどこかで考えながら、必死に登る。
やっぱりグローブが必要だった。次の時は手に入れておこう。
登っても登っても周りの岩と白い空しか見えない。視界がないってのは本当に怖い。
霧なのか雲なのかわからないけど視覚で確認出来る。白い帯が風に流されていく。
ハアハアいいながらようやく鎖場を越えた。

15:05
中岳登頂。
真っ白。何も見えない。
一気に風が強くなり、久しぶりに風の音を聴いた。
本来ならここから大展望が拝めるはずなのだが、ただただ白いガスが辺り一面を多い、高いのか低いのかも分からなくさせる。
思わずガー!!と叫んだ。遠く3回くらいこだました。
ひとまず休憩。まだ隣の夕日岳が残ってる。ザックを下し少し岩に横になる。
また雨が少し強くなり、汗以上に濡れてしまう。
荷物だけは濡らしたくないので陰になる場所へ移動。
次々と流れる雲を風と共に眺めていた。
10分くらいしてから中岳を後にし、そのまま夕日岳へ。
このプチ縦走は疲れた身体を少し陽気にさせた。念願の縦走(笑)
視界はイマイチだったけど時折見える白いガスが何かを感じさせる。景色はゼロ。あくまでガス。雲。

15:15
夕日岳登頂。
岩が多く起伏にとんだ形状。何か記念碑があったので証拠そして一枚。
まぁ視界はまったくゼロなので風の音と流れる雲を眺めた。
ここでラーメンとか思っていたけど疲れと雨でそれどころじゃない。何よりラーメン用の水もほとんど飲み干した。
もう少し大事に飲むべきだったかなぁ。
ただここで食べたシャケおにぎりは格別にウマかった!
このウマさを誰かと共有したいと思ったけど、やっぱり誰もいないし電波も入らない。
堪能と同時に寂しさも襲ってきた。これがソロ登山なのだ!と加藤文太郎を気取っても全然話しにならないのでチャッチャと帰りの仕度をする。
行きはキツかったけど帰りはコワかった。
何がかって濡れた急角度の地面と岩肌を降りる。それに沢の水が溢れて登山道が沢になってた。
もう諦めて靴のままザブザブ入る。そしてちょっと道に迷う。。
沢なのか登山道なのか分からなくなってしまい、道を戻ってみたりもした。
ルートとして沢を横切る場所がいくつかあったのだけど、増水しすぎて道が分からない。
なんとか沢を越えて道を見つけるといった始末だった。
この辺からようやく一眼で写真を撮りだす。頂上は何も見えないし雨降ってるし。
雨に濡れた森林の中、若葉の芽や蔦、倒木など自然エネルギーが充満してた。
行きほど焦らずのんびり山を降りた。本当は焦れるほど足にパワーが残っていなかったのだけれど。




16:25
駐車場に戻る。
17時までに戻れたので山小屋で下山の報告をした。
「早かったですね。」と受付の女性が迎えてくれ、僕も「楽しかったです。ただ道が…」と道の状況を知らせた。
パンフレットに登山の記念判子を押させてもらい、ついでにピンバッジも購入。
そうそう、こうゆうのがしたかったの(笑)

キャンプ客もいなくなり、本当に自分ひとりで三倉岳を降りたけど、とても過ごし易い場所で爽快だった。
ここのシーズンは秋らしいので、今度は天気のいい秋晴れの日に、拝めなかった大展望を期待したい。