ひろしま国際平和マラソン2011


今年も、ひろしま国際平和マラソンに制作スタッフとして、そしてランナーとして参加させていただきました。

自分にとって非常に経験になった約半年だった。
大きな失敗に始まり、いかに人と人とでモノゴトが動き、それが信頼や相手への想いで培われているのかを学べた。もう忘れないためにもちゃんと記しておきます。

範囲内で出来ること、として勝手にサークルを作ってスタートした時点で負けだった。
配慮することなく、自分ルールの中で決定事項を動かしていたんだなぁと。
受け持つ仕事以上に、「つながり」がないと仕事にすらならないと痛感した。

多くの人が参加したくさんの人が関わるイベントそのものに力がある。
それを活かして広く告げてこそのプランニングだ。
それを実感させられる大会となった。

去年に続き、印刷物からの申込を大幅に削減し、ほとんどの申込をウェブからの流入で行う。
それにはウェブの認知度や浸透感が必要になる。
昨年オープンした新しいウェブサイトのイメージから、新しくリニューアルした今年版がそれを生み出さなくてはならない。
限られた制約の中でいかに魅力をつくだし、ユーザーに情報を示し、行動へとつなげていけるか。

今年に限って新しい施策はFacebookだ。
クライアント自ら運営し、更新されていた。それも能動的に。
新鮮な情報の更新、ファンとのコミュニケーション、写真や生なコメントなど、大会を運営側からみた本質的な魅力。どれでも昨年にはなかった動き。
気軽に簡単に「いいね!」できる魅力は大きい。確実に関係性の高い人へ拡散できている。

昨年は昨年でTwitterに力を入れ、ツイートから#タグを広い、ユーザーの意見をトップページそのものに表記した。それが分かりやすく「目に見える」仲間(となり得る)の声だ。

ここの導線が弱いとまずファーストタッチがない。それでは何も始まらない。
それでも動かして進めていく間、偶然、広島で大変お世話になった方とのやりとりで見事に刺さる見解を頂いた。自分なりに噛み砕かせていただいた。

 結果に伴ったマーケティングから導線を生み出し、
 新しさや記憶に残るクリエイティブでメッセージを伝える。
 そして発信者とユーザ、またはユーザ同士の関係作りにソーシャルを設計する。

すべての仕事に言える概念だけど何より今の広告に必要なロジックだと思う。
今回の平和マラソンでもこのベースを用いることが必須だったのだけど。
振り返る限りまだまだぼやけていたんだと感じる。

実際目標の人数は達成された。
けれどそれだけで本当の魅力づくりやイメージ向上に貢献できたのか。
見た目や雰囲気でなんとなく楽しいだけでは説得力が薄い。たぶんそこ。
ファクトを作りだし、ユーザがファクト自体に魅力を感じたり、そのモノゴトに関わり参加したくなることが重要なのだ。

くしくもそれを実体験できたのが応援メッセージというコンテンツだった。

3.11で大ダメージを受けた東北のマラソン大会。
その大会にむけてエールを送り、共に共感し合うことが目的だ。

ワッペンをカラダにつけて走ってもらう、そのメッセージを広島のマラソン大会からの言葉として伝える。
笑顔で写った写真にはきっとお互いに元気を生み出す源になる。
この仕事のお手伝いが出来てよかった。

ただその目的のウラには、本当に写真を撮らせてくれるのか、メッセージをかいてくれるのか、マラソン大会として走りにきているランナーに対して必要なことなのか。。等々。
心配ごとは尽きなかったけど、いざ当日となると参加者のほうから積極的に撮ってほしい、メッセージを書かせてほしい、といった流れ。
これには正直驚いたけど、ワッペンに丁寧に書かれたメッセージを見ると、参加者の真剣な想いがシンプルに伝わる。
これがファクト以上のなにものでもない。
皆さんの笑顔を見れてそれを広告として使わせてもらえる。


この事実とライブ感をもっとソーシャルでドライブさせながら拡散させる方法があったはず。
が、そこに至らず、現状で精一杯。

プランニングにゴールがあるとすれば、きっと次の展開の入り口へとつながった所でひとつのゴールになると思う。それも参加者それぞれの環境や世界観で見える次の扉。
だってソーシャルだもの。もうみんな同じ部屋で同じ行動して同じ道を歩くことはない。

終わりがない仕事なのだけど、それだけ継続させていくことが重要だし、次への期待や世界観をイメージさせることが新しいスタートになる。はず。

そこまでの意識とプランニングは正直出来てなかった。

 視覚的インパクトをつくるグラフィックデザイン。
 世界観と印象を生み出すブランドデザイン。
 機能性と利用価値を与える情報デザイン&インターフェースデザイン。

自分が携わる生業としてこの3つがすべての構成要素。武器。
この武器を最大限活用して勝ち取るためのフィールドづくりが課題。

次も、そしてこれからの仕事にもすべてつながる。常に意識して向かい合うように努めます。

最後に今年もお仕事としてお声がけくださった皆様、本当にありがとうございました。
そして最高の天気の中(暑くなりすぎでしたが。。)お疲れ様でした。